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AV家電に使われてるDLNAは「規格」ではなく「ガイドライン」です。

2018-07-20

最近のAV家電(テレビやレコーダー)にDLNA対応が増えてます。
大半の方がDLNAと聞かれても?と思います。

DLNAとは?
DLNA(Digital Living Network Alliance)とは、テレビやレコーダーといったAV家電をはじめ、パソコンおよびスマホ/タブレット端末など、機器やメーカーを問わず、LANを通じて、映像・音楽・写真をやりとりできるようにするためのガイドラインです。

例を挙げるとDLNA対応レコーダーで録画した映像を直接レコーダーを接続したテレビ以外でLAN、Wi-Fi経由でDLNA対応テレビで再生出来ます。又、スマホ、タブレット、PCでも再生出来ます。(※要DLNA対応再生アプリ)

DLNAは「規格」ではなく「ガイドライン」
DLNAが規格でなくガイドラインと呼ばれるのは、DLNA自体が新しい技術ではなく、使用する技術(既存)を取り纏めた「ルール」だからです。「ルール」が決まっていると、機器やメーカーを問わず、高い互換性を確保できるという訳です。

DLNA対応機器
機器間相互接続の方式としてDLNAを採用している機器は年々増えており、 次のように多種にわたっています。(サーバは、コンテンツを保存して提供する機器。 クライアントは、ホームネットワークを介してサーバにアクセスしてコンテンツを再生する機器)

パソコン(サーバ又はクライアント)(Windows7以降)
ネットワークメディアプレーヤ(クライアント)
デジタルテレビ(クライアント又はサーバ(※HDD内蔵型))
BD・DVD・HDDレコーダ(サーバ(※HDD内蔵型))
NAS(LAN接続HDD)(サーバ(※要DLNA対応表記))
ネットワークオーディオ機器(クライアント又はサーバ(※要DLNA対応表記))
スマートフォン、タブレット(クライアント又はサーバ(※要DLNA対応表記))
デジタルカメラ(サーバ(※要DLNA対応表記))
プリンタ(サーバ(※要DLNA対応表記))
ゲーム機(クライアント(※要DLNA対応表記))
PDA(クライアント又はサーバ(※要DLNA対応表記))

これらの機器で映像・音楽・写真をやりとりできるようになりますが地デジ、BS、CS等の映像を録画、再生するにはDTCP-IP規格を取り入れたDLNA対応機器が必要となります。(最新機器では標準搭載ですが古い機器は無い場合が多いです。)

DLNAは一般的に家庭用と思われますがビジネスでプレゼンテーションや広告に使われるディスプレイを複数台 同時映像、画像を一斉配信出来るので駅、デパート、スーパーなどの商業施設で利用されてます。

※DTCP-IP規格
ホームネットワーク/パーソナルネットワーク内での音声・映像のコピー防止の目的で使用される暗号化方法。

以上、今回はDLNAについて紹介させていただきました。
対応機器も弊社で取扱いしております。
それでは失礼いたします。

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