4Kテレビ・液晶モニターのスペック表でよく見るHDRとは?どんな機能?
2020-04-08皆様お世話になります。
HDRは画質にかかわる重要な技術です。
「HDR」がどんな機能で、画質にどのように影響を与えているのか。
HDRについて説明したいと思います。
HDRは何の略?
HDRは「ハイダイナミックレンジ」を略した言葉です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、最近はスマートフォンのカメラにも搭載しています。
ちなみにHDRの対義語は、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)。
※基本的にはHDRに対応していないテレビ・液晶モニターはすべてSDR(スタンダードダイナミックレンジ)になります。。
ではこのHDR(ハイダイナミックレンジ)はどのような機能なのか?
HDRはどのような機能?
「ある場面の映像で明るさを高くした場合の映像と明るさを暗くしたときの映像との2パターンを抽出し、それぞれの明るさできれいに見える部分を合成して2パターンの映像の良いいとこどりをする」機能です。
映像の中で暗い部分をきれいに見せようと、明るさを高くすると、元から明るい部分が白飛びします。
逆に明るさが高い部分を綺麗に見せようと、明るさを暗くした場合、元から暗い部分がさらに暗くなってしまい、黒くつぶれて見えません。
そこで良いとこ取りをする機能が生まれました。それがHDRです。
人間の目はスーパーHDR?
今まで気にしたことが無いと思いますが、私たち人間の目もいつの間にかHDRと同じ処理をしています。
私たちの目は、自動的に明るい部分と暗い部分の良いとこ取りをして見ており、その度合いがテレビ・液晶モニターで採用されるHDRよりも格段に性能が良いのです。
いわば人間の目は最新HDR機能を搭載していると言えます。
HDRまとめ
HDR(ハイダイナミックレンジ)はどのような機能かお分かりになりましたか?
HDR(ハイダイナミックレンジ)はこれからの時代映像表現には欠かせない技術になります。
今までは、明るさによってどうしても上手く表現することが出来なかった部分も、鮮明に表現することが出来るようになり、これまで以上に映像内の演出や細やかな表現が可能になります。
これからテレビ・液晶モニターの購入を検討している場合は、スペック表にHDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載しているかをチェックしてください。